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カナダで日本人同士が同性婚する方法

CULTURE

 

同性婚禁止の国「日本」

日本では、同性婚が認められていません。このことに関しては、以前の記事で詳しく取り上げていますが、その余りにも理不尽な理由に愕然とした方も多いと思います。

同性婚が禁止されている代わりに、「同性パートナーシップ」という制度があります。しかし、これはあくまで「婚姻関係にあるものとみなす」というものに過ぎません。確かに、福利厚生などの面で優遇される場面がありますが、「みなす」という言葉がやはり引っかかります。そもそも、自由に恋愛をする権利は認められているのに、LGBTだけ特別な制度を利用しなければならず、それでいてようやく「みなす」って・・・、一体何なんでしょうか。

日本人が同性婚をするためには・・・

では、日本に住むLGBTカップルが正式に婚姻関係を結ぶにはどうしたらいいのでしょうか?日本では無理なので、同性婚が認められている国に頼るしかありません。ところが、同性婚の条件として永住権を取得しなければいけないという国も多く、そうなると言葉や文化の違いが大きな壁となって立ちふさがります。

このように考えると、同性婚のハードルは、とてつもなく高いものと感じてしまいます。

しかし、諦めるのは早すぎます。驚く程簡単な手順で同性婚を実現することができる国があります。それがカナダという国です。

同性婚をするなら「カナダ」

同性婚にカナダをオススメする理由は、以下の二つの理由からです。

①結婚に永住権の取得は不要

異性婚、同性婚問わず、外国人が結婚する場合において永住権の取得は必要ありません。

②6か月以内であればビザ不要

通常、旅行などの短期間の渡航であっても、外国人が入国するにはビザを取得しなければならない場合が多いです。しかしカナダの場合、6か月以内であればビザの申請は不要です。

そのかわり、eTAと呼ばれる電子入国申請を行う必要があります(有効期限は5年間)。

このようにカナダは、永住権もビザも取得せずに渡航し、婚姻手続きのみを済ませてから帰国する、ということが悠々とできる国なのです。

同性婚の手順

それでは、カナダで同性婚をするための手順について紹介します。

①結婚許可証の取得

市役所に行って申請すれば、100ドルほどの手数料を払うことにより簡単に取得することができます。申請書の記載事項は多くないので、あまり時間はかからず、申請から発行までもかなりスムーズに行われます。

②挙式

日本のように「籍だけを入れる」ということはできず、必ず挙式をしなければなりません。なぜかというと、挙式時の牧師さん、証人2名、当事者2名のそれぞれ5名分の署名を、①で取得した結婚許可証に記載する必要があるからです。

ちなにみ、証人2名は家族じゃなくても大丈夫です(要は誰でもいいです)。

③結婚許可証の提出

5名分の署名が集まったら、結婚許可証を市役所に提出します。これで手続きは終了で、あとは自宅に婚姻証明証が届くのを待つばかり。

注意点

上記の手順で取得した婚姻証明証は、日本国内において効力を発揮しません。名実ともに「夫婦」となりたいのであれば、永住権を取得してカナダに住むしかありません。

しかし、結婚が理由で移住する場合、英語の試験が免除されるなど比較的簡単に永住権を取得することが可能です。検討の余地は十分にあるのではないでしょうか。

まとめ

カナダは、世界有数のLGBTフレンドリー国です。LGBTに関する捉え方が日本と比較にならないくらい寛容で、差別や偏見がほとんどなく、LGBTが日常に溶け込んでいるといった感じです。同性婚の手続きもさることながら、LGBTの住みやすさという面でもオススメの国です。

パートナーとの結婚について悩んでいるLGBTの方、是非ともカナダでの同性婚について検討してみてはいかがでしょうか。

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