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【性別適合手術で特別休暇】スタバの知られざるダイバーシティへの取り組み【同性パートナー登録】LGBT

CULTURE

LGBTフレンドリーのスタバ

スターバックス・コーヒー(以下、「スタバ」)といえば、誰もが知っている超有名カフェですが、実はLGBTフレンドリー企業の一つでもあるのです。

スタバは、性の多様性を積極的に認めようとする活動「ダイバーシティ」に熱心に取り組んでおり、性同一性障害の方が差別されるなど不当な扱いを受けないよう、誰でも働きやすい労働環境の構築を目指しています。

今回は、スタバのダイバーシティに関する取組について紹介します。

スタバの歴史と経営理念

スタバは、元々アメリカが発祥の企業です。

今や、世界中に店舗を展開している大企業にまで成長したスタバですが、どこの国においても、性の多様性を積極的に認めようとする、アメリカ的企業理念に基づいて経営を行っています。

スタバが掲げる全店舗共通のミッションとして「Our Mission and Valuss」というものがあります。

これは「お互いが心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化を作る」という意味で、この言葉から、従業員一人一人の人間らしさを大切にしたいという姿勢がうかがえます。

日本に店舗が展開し始めたのは1995年で、その時に初めて「スターバックス・コーヒー・ジャパン」が誕生しました。

性の多様性を大切にしようとするその経営理念は、日本でも受け継がれております。

スタバの取り組み

同性パートナーシップ登録制度

正社員を対象とし、同性同士のパートナーを、戸籍上の配偶者と同等の取り扱いにするという制度です。

登録が認められると、本人やパートナーに福利厚生などの適応が可能になります。

日本では、同性婚が認められていません。

同性のパートナーを事実上婚姻関係にみなすことが出来る「同性パートナーシップ制度」についても、導入している地域は限定的となっています。スタバのこの取り組みは、まさに斬新的ともいえるでしょう。

 

性適合手術のための特別休暇制度

性適合手術を受けるため、5日以上勤務が困難であると認められれば、特別休暇(有給)をもらうことができます。

当初は、性適合手術を受ける場合は病床休暇で対応していましたが、「正適合手術は病気なのか?」という議論が社内で巻き起こるようになりました。

そこで、「正適合手術は病気ではない」というメッセージを込める意味で、特別休暇の扱いになったという経緯があります。

まとめ

スタバは、2017年、性多様性への取り組み評価指数「PRIDE指標」において、最高賞であるゴールドを獲得し、2018年には東京レインボープライドにキッチンカーを出店するなど、LGBTフレンドリー先進企業としてのポジションを守り続けています。

今後のスタバの取組に期待しましょう!

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