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【不安払拭】パートナーがHIVでも心配なし。自身がHIVでも相手に移さない方法とは

今回は、自身がHIVでも相手に移さないようにする方法と、相手がHIVでも感染しない方法について紹介したいと思います。

HIVについておさらい

HIVとは

その前に、知っている方も多いと思いますがHIVとは何でしょうか?

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことで、ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守る(このことを”免疫”といいます)のに大変重要な細胞である、Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染するウイルスです。HIVは大きく分けて、HIV1型とHIV2型があります。

引用元:HIV検査・相談マップ

HIVウイルスが人の免疫細胞に感染した状態のことをHIVと言います。

感染経路と感染確率

HIVの感染確率は、感染経路やコンドームの使用の有無等により変わりますが、コンドームを使わないで挿入による性行為(膣性交、アナルセックス)を行った場合、感染の確率は0.1~1%(100回に1回)くらいと考えられています。しかし、1回のコンドームなしのセックスでも感染した人はいるため、感染の確率はあくまでも目安となります。また、他の性感染症(梅毒、淋病、クラミジアなど)に感染していると、粘膜に炎症を起こしやすくなり、感染の確率がさらに数倍増加します。

<暴露経路ごとのHIVに感染する推定確率(コンドームを使用しなかった場合)>

暴露経路(感染リスク) 1回あたりの暴露で感染する可能性(%)
輸血 90%
静脈注射ドラッグ使用時の針の共有 0.67%
アナルセックス(受け入れ側) 0.5%
針刺し事故 0.3%
膣を使ったセックス(女性側) 0.1%
アナルセックス(挿入側) 0.067%
膣を使ったセックス(男性側) 0.05%
フェラチオ(受け入れ側) 0.01% ※
フェラチオ(挿入側) 0.005% ※

※男性におけるオーラルセックスのケース

<職業的暴露における感染率>

暴露経路(感染リスク) 1回あたりの暴露で感染する可能性(%)
針刺し事故 0.3%
粘膜への暴露 0.09%

引用元:HIV検査・相談マップ

エイズとは

HIVに感染した後は、(1)感染初期(急性期)、(2)無症候期、(3)エイズ発症期の経過をたどります。感染初期では、HIVは体内で免疫のしくみの中心であるTリンパ球などに感染し、急激に増殖します。このため、感染者は発熱などのインフルエンザ様症状がみられることもありますが、感染者の体内の免疫応答により、数週間で消失します。その後、無症候期に入ります。無症候期は数年~10年以上続く人もいますが、感染後、短期間のうちにエイズ発症をする人もいます。無症候期の間も、HIVは体の中で毎日100億個くらい増殖しており、Tリンパ球は次々とHIVに感染して平均2.2日で死滅していきます。そのため、免疫に大切な細胞が体の中から徐々に減って行きます。健康な時には血中1μl中に700~1500個あるTリンパ球が200個未満になると免疫不全状態となり、日頃かかることのない様々な病気にかかりやすくなり、エイズを発症します。

引用元:HIV検査・相談マップ

免疫不全状態のことをエイズといいます

治療方法

現在、HIVを体内から完全に排除できる治療法はありませんが、抗HIV薬によってウイルスの増殖を抑え、エイズの発症を防ぐことで、長期間にわたり健常時と変わらない日常生活を送ることができ、HIVを持っていない人と変わらないくらいの寿命が期待できます。HIV感染が判明したら、できるだけ早い段階で抗HIV療法を開始することが勧められています。抗HIV薬は、核酸系逆転写酵素阻害剤、非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、インテグラ―ゼ阻害剤および侵入阻害剤などさまざまな種類があり、これらを3剤以上併用して服薬します。現在では1日1回1錠(1錠の中に3つもしくは4つの薬の成分が入っている)の服薬でHIVの血中ウイルス量が検出限界未満に抑えられ、他の人へHIVを感染させる可能性が低くなります。ただし、抗HIV薬はきちんと飲み続けないと、HIVが薬に対して耐性を獲得してしまい、薬が効かなくなってしまいます。いったん治療を開始したら、特別な場合を除き、治療を継続する必要があります。

引用元:HIV検査・相談マップ

自身がHIVの場合相手に移さない為に

薬をきちんと服用していればパートナーへ感染しない!?

Journal of the American Medical Association誌に掲載された記事に、驚く調査結果が載っていました。

コンドームを着用せず、性行為を行っている2人のうち一方がHIV感染者の異性同士のカップルと、同性同士のカップルを対象に行われた調査でのパートナーの感染率は、異性同士のカップルは0.3%未満同性同士のカップルは0.7%未満であると判明。

ほぼ感染確率はないと言えます。

とはいえ、あくまで数値ですのでコンドームの着用を心がけましょう。

パートナーがHIVの場合

感染予防PrEP(プレップ)

薬を普段から服用することにより、感染しない確率が90%以上になるのはご存じでしょうか?

HIVにはPrEP (Pre-Exposure Prophylaxis)(暴露前予防投薬)が存在するのですが、世界的に認められているのはツルバダという薬のみです。

毎日服用することにより効果を発揮できます。

ただし、服用する際に条件がいくつかあるので医師の診断を受けましょう。

肝臓や腎機能、性感染症感染有無などにより服用出来ない場合があります。

デメリット

副作用

副作用として、嘔吐・吐き気・頭痛・腎障害などを発症することがあります。

保険対象外

日本では保険適応外なので、薬を1ヶ月服用する場合10万円以上かかるのが現実です。

海外のサイトで個人輸入すると、1ヶ月4000円ほどで済むのでオススメです。

(日本では、1回で個人輸入出来る薬の量は1ヶ月分までと決まっています。)

PrEPを服用せず、HIV感染者と性交渉をした場合

PEP

PEP(曝露後予防(post exposure prophylaxis)というのも存在していて

HIV感染者と思われる人と性行為をした、72時間以内に服用しなければいけません。

1日に1回か2回、28日間服用を続けます。

当然保険適応外なので、薬代だけで1日1万円、28日で28万円かかります。

PEPを必要とする状況は、緊急性があるので近くのお医者さんに頼るしかないので

この薬代と診察代は絶対にかかると考えておいた方が良いでしょう。

定期的に検査を!

自身とパートナーを守るためにも、定期的に検査を受けることをオススメします。

日本各地に無料検査場所があり、匿名で検査を受ける事が可能なので一度足を運んでみてはいかがでしょうか?