セクシュアリティ分析サイト『anone,』
自分のセクシュアリティを分析
さて、みなさんはご自分のセクシュアリティに向き合ったことはありますか?
セクシュアリティとは、身体的性別と心の性別、恋愛対象、性行為の相手など、人間の性に関すること全般のことを言います。
これに関しては、はっきりと認識できている人もいれば、そうでない人もいます。
自分のセクシュアリティが認識できていればこそ、恋愛をより素晴らしいものにすることができます。
反対に、自分のセクシュアリティを認識できていないと、恋愛において苦痛を感じることも多いかもしれませんね。
と、セクシャリティの認識の重要性を説いたところで、今回は自分のセクシュアリティ分析ができるアプリ『anone,』について紹介していきます。
『anone,』
前述のとおり、『anone,』は自分のセクシュアリティが分析できる専門のアプリです。
このアプリは、質問に対して答えていくだけで、まるで心理テストのように自分のセクシュアリティが分かるというものです。
開始から終了までの所要時間は約5分。忙しい人でも、隙間時間に行うことができます。
もちろん、完全無料です。
このアプリでは、セクシュアリティを「心の性」「恋愛的指向」「性的指向」「表現したい性」の4つのカテゴリーに分類しています。
「心の性」とは、自分が認識している性別。
「恋愛的指向」とは、自分の恋愛対象。
「性的指向」とは、自分の性行為に関すること。
「表現したい性」とは、自分が表現したい性別のこと。
今回は、私の友達でバイセクシャルの方に協力してもらい、実際に診断をしてもらいました。
本人の許可を得たうえで、参考として診断結果を掲載していきたいと思います。
分析から診断までの流れ
①登録
まず初めに、anone,で診断を行うにはアプリに登録しなければなりません。
しかし、入力する項目はユーザー名(任意)、メールアドレス、パスワード(任意)の3つだけで、面倒くさい作業はほとんどありません。
入力が終われば登録完了!
②分析開始
実際に分析を行っていきます。
具体的には、予め決められた質問に答えていくという方法です。
質問は、
『可能なら性別欄の「男・女」の間にある「・」に丸をつけたい』
『同性の友達のことを考えて胸が苦しくなったことがある』
『セックスする相手として性別に拘りは無い』
といった、まさにセクシュアリティの核心を付いてくるような質問ばかり。
それらの質問に対し、「あてはまる ~ どちらでもない ~ あてはまらない」の5段階評価で答えていきます。
アプリ自体は非常に良く作りこまれていて、ストレスなく進めていくことができます。
なお、質問は全部で66問あります。
③分析結果
66問の質問が終わると、ついに分析結果の発表です。
分析結果は、「心の性」「恋愛的指向」「性的指向」「表現したい性」の4つのカテゴリーごとにそれぞれ細かく記載されています。
以下、私の友達の診断結果を掲載します。
「心の性」→Xジェンダー(男性でも女性でもない心のあり方)
「恋愛的指向」→バイロマンティック(男性と女性両方に恋をする)、ガイネ/アンドロセクシュアル(女性らしさや男性らしさに恋をする)
「性的指向」→バイセクシュアル(男性にも女性にも性的な欲求を抱く)、サピオセクシュアル(知性を愛する)
「表現したい性」→ノンバイナリー(男性でも女性でもないアイデンティティ)
これが、基本的な診断結果です。
しかし、これで終わりではありません。各カテゴリーには「続きを見てみる」というボタンがありますので、これをポチっと押してみると・・・
さらに詳しい解説が載っているページに飛ぶことができます。
それぞれ「解説」「特徴その1」「特徴その2」という項目に別れており、anone,さんのセクシュアリティに関する考えやアドバイスが書かれています。
どれもこれも、読み応えたっぷりです。
参考までに、友達の「恋愛的指向」に関する診断結果の一部を掲載します。
私の友達、協力してくれてありがとう!!
「恋愛的指向」→バイロマンティック(男性と女性両方に恋をする)
(anone,解説)
身体的特徴に惹かれる。それがガイネセクシュアルとアンドロセクシュアルです。 「それってつまり外見に惹かれるってこと?」そうなんです。
人間性を重視する人、つながりを重視する人、いろんな人がいる中で、見た目に惹かれるのがこのセクシュアリティです。ガイネセクシュアルは女性の身体的特徴、アンドロセクシュアルは男性の身体的特徴に惹かれます。
このセクシュアリティに該当するあなたは「一目惚れしやすいね」なんてよく言われませんか?
引用元:anone,
(特徴その1)
ガイネセクシュアル、アンドロセクシュアルは相手の身体的特徴、つまり「性的」に惹かれる要素が多いセクシュアリティ。 これだけ見るとすぐに「それってエロいってことなのか!」なんてバカにしてくる人がいそうだけど、性愛の何が悪いんだと私は思います。
そもそもドキドキする、胸が苦しくなるといったタイプの恋愛は「性的欲求」で構成されています。 「相手のからだに触れたい」「からだのつながりで愛を確かめたい」欲求が、恋愛という言葉に置き換えられていると知っている人は少ないような気がします (もちろん、恋愛の中には性的欲求を伴わないものもあるので、そのあたりも anone, を通して調べてもらえると嬉しくて泣きます) むしろ、相手の体や容姿の素敵なところをきちんと伝えられて、お互いに惹かれ合う関係性が素敵だと anone, は思うのです。
令和は、自信を持ってあなたの好きを「好き」と言えるような時代に一緒にしていきましょう。 あ、でもオープンに性愛を楽しむのは大事だけど無茶なことはしちゃダメですよ。 すっと相手に性愛の話をしていいのか確認するようにしましょうね。そうすればみんなハッピーになれるので!
引用元:anone,
まとめ
以上が『anone,』の概要でした。
性的マイノリティだけでなく、異性愛者の方も楽しめる内容となっていますので、皆さん是非とも一度試してみてください。
そして、自分のセクシュアリティというものを知ってほしいです。
なお、このサイトを運営しているanone,さんはtwitterもやってまして、LGBTに関する投稿を定期的にされています。
『anone.』で実際に診断をした方のコメントなども多数掲載していますので、こちらも一度覗いてみてくださいね。