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これでもう受診をためらわない!トランスジェンダー外来について

TRANSGENDER

近年増えているトランスジェンダー外来

トランスジェンダーの方にとっての切実な悩みの一つ。それは、病院外来での受診でした。

いくら医療従事者とは言えども、全員がLGBTに関して理解をしているとは言い難い悲しい現実があります。

周囲から理解が得られないほど、人間辛いことはありません。それは、トランスジェンダーに限らずすべてのセクシャリティに共通することだと思います。

トランスジェンダーの方の場合、そんな無理解の現場を病院外来で直面してしまうものですから、その辛さは想像を絶するものでしょう。

しかし、近年はトランスジェンダー専用の外来が各所でオープン。

まだ認知度は低いですが、関東圏を中心として着実にその数を増やし始めています。

さて、トランスジェンダー外来とは、いったいどういった外来なのでしょうか?
今回のテーマは、トランスジェンダー外来についてです。

トランスジェンダーとは?

まず、ご存じない方のために、トランスジェンダーについて説明します。

 

トランスジェンダーとは、簡単に言えば身体の性と心の性が異なる人のことを言います。

身体が男性で心が女性の人を「MtF」、身体が女性で心が男性の人を「FtM」と表現したりもします。

彼・彼女らを悩ませるのは、なんといっても見た目と心の相違です。

自覚している性別とは異なる性別として扱われてしまうことが多いため、日常生活でストレスを感じている方は多いでしょう。

受診の時の問題点

そんなトランスジェンダーの方にとって、病院での受診もかなりのストレス。

 

中には、無理解を恐れて受診をためらってしまい、容態を悪化させてしまったという方も少なくありません。

トランスジェンダーの方の受診には、以下のような問題点が挙げられます。

①見た目と名前が違うため、変な目で見られてしまう

病院で必ず提出する保険証ですが、これは公的な証明証のため、戸籍上の性別と氏名で記載されています。

従って、見た目と名前がマッチしないため、受付で変な目で見られてしまう恐れがあります。
もちろん、LGBTに理解のある方が受付であればいいのですが、無理解の場合には名前だけで判断されて「えっと・・・男性(女性)ですか?」などと心無い質問をされかねません。

②問診表の記載に困る

問診表にはほぼ必ず付いている項目「性別」。この記載に困るというケースが多いのです。
だいたいの問診票は「男・女」という書き方で、どちらかに〇をつけなければいけません。
はたしてこれは、身体性なのか?自認性なのか?

医療的なことを考えれば身体性の方を記載するのが自然なのでしょうが、やはり自認性と異なる性別に〇をつけるということは、当事者にとっては苦痛以外の何ものでもありません。

③待合室での空気が嫌

受け付け、問診票記入と二つの壁を越えたとしても、待っているのは大勢の受診者が待機している待合室。

ここの空気に絶えなければいけません。

ただ座って待っているだけなら、特段何もありませんが、いざ受診の順番が回ってきたら「山田太郎さ~ん、〇番室までどうぞ~」などと呼ばれてしまう場合があります。

この場合、もしこの患者さんがトランスジェンダーで、自認性が女性で服装も女性の格好をしている方だったら・・・

周りからのめが気になって気になってしょうがありません。

悩む必要なし、トランスジェンダー専用外来

そんなトランスジェンダーの方たちの悩みに応えるかのように誕生したのが、トランスジェンダー外来です。

 

これらの外来に携わる医療関係者は、もちろんLGBTに関する教育を受けている方ばかり。

もちろん、トランスジェンダーの方ばかりではなく、異性愛者やその他の患者さんも訪れてきます。

しかし、一般の病院でトランスジェンダーの方が感じるストレスや不安などを、極限にまで軽減してくれます。

対応は病院によって様々ですが、待合室では通称名で呼ぶ、都度個室に案内する、トイレを男女分けしないなど、随所に工夫が見られます。

2021年4月、横浜元町オープンした女性医療クリニック『LUNAグループ』では、導入以来トランスジェンダーからの予約が殺到。

自認性は男性であるものの身体性は女性であるために引き起こされる月経の問題など、トランスジェンダーならではの悩みを扱ってきました。

産婦人科を担当する医師・池袋さんは、「ニーズの高さを実感した」と語っています。

関東圏での代表的なトランスジェンダー外来の住所・連絡先を載せておきます。
気になる方は、是非ともご利用ください。

女性医療クリニックLUNAグループ 横浜元町
住所 神奈川県横浜市中区元町1丁目32 132ビル 2階
連絡 045-651-6321
URL https://www.luna-clinic.jp/transgender/

 

東京ジェンダークリニック
住所 東京都品川区南大井3丁目30−8 第八三井ビル 2F
連絡 03-6404-9635
URL http://gid-cli.com/

 

恵比寿TGクリニック
住所 東京都渋谷区東3丁目23−4 2F
連絡 03-6805-0192
URL

https://ebisutgclinic.com/

 

はりまメンタルクリニック
住所 東京都千代田区神田小川町3丁目24−1 カスタリア御茶の水 102
連絡 03-5281-4800
URL https://www.harimamental.com/

 

まとめ

以上、トランスジェンダー外来について詳しく紹介してきました。

やはり、人間健康が一番です。

身体の調子が悪いときに医療にかからなければ、病院の意味がなくなってしまいます。

トランスジェンダー外来であれば、一般病院のようにストレスを感じる恐れはありません。
積極的に受信することができます。

また、今回紹介した外来は、受診についてはもちろん性に関するカウンセリングも行ってくれるので、お悩みの気軽に連絡をしてみてもいいかもしれません。

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