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【子育て】いじめられる?同性カップルの子供はどう育つのか(LGBT)

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子供を欲しいと願う心

這えば立て 立てば歩めの 親心

この詩は、江戸時代中期頃に読まれた詩で、子供の成長を待ちわびる親の気持ちを詠ったものです。

この詩を読むと、子供が可愛いと思う気持ちは、今も昔も変わらないということがわかります。

「愛するパートナーと共に子供を育てていきたい」、多くのカップルはきっとそう思うことでしょう。

そしてこれは、LGBT当事者も例外ではなく、子供が欲しい、子供を育てたいと願うLGBTカップルは数多く存在します。

同性同士で子供を作ることは可能か?

LGBT当事者同士となると、基本的には同性同士のカップルが多いのですが、そもそも同性同士でどうやって子供を作るのかという疑問が生じます。

例えばゲイ同士のカップルであれば、代理出産という手段がありますし、レズビアン同士のカップルであれば、第三者から精子の提供を受けることにより出産することができます。

ただし、日本国内においては、法的な制限が多いため前例はあまり多くないようです。

子供への影響は?

LGBT当事者同士による子育ての悩みは、「同性同士で育てることで子供に悪影響はないのか?」ということです。

大半の家庭はお父さんが男性でお母さんが女性ですので、父親母親がそれぞれ役割分担しながら子供を育てていくことになります。

一般的には、父親(男性)であれば威厳や信頼、母親(女性)であれば優しさや安心感と言われています。

一方、LGBT当事者同士の場合は両親が同性同士となりますので、この場合、子供にどのような影響を与えるのでしょうか?

この問題ついては、実は既にアメリカで研究成果が発表されており、男女の両親の下で育った子供と、LGBT当事者同士の両親の下で育った子供では、人格の形成になんら差は生じないないということが分かっています。

むしろ、LGBT当事者同士の両親のもとで育った子供の方が、感情表現が豊かであるとさえ言われています。

さらに、実在したレズビアンカップルの例を見てみると、通常の家庭の父親よりも、レズビアンカップルの中で父親役の人のほうが、子育てに積極的で子供と良い関係を築けているということもあります。

LGBT当事者同士の子供は、人格形成に悪影響を受けるどころかむしろ逆で、良い影響を受けて育つものなのです。

いじめには要注意

日本は排他的な国であり、同調圧力が強いという国民性があります。

それゆえ、「いじめ」の問題はなかなかなくならないのですが、LGBT当事者同士を両親に持つ子供は、学校でいじめの標的になってしまう可能性があります。

また、先生側がLGBTに関して正しく理解していない場合も多く、そうなるとますますいじめを助長させてしまうことになります。

学校を選ぶときは、慎重に検討する必要があるでしょう。

まとめ

LGBT当事者同士の子育ては、子供の人格形成に良い影響を与えるということがわかりました。さらに、今は世界中にLGBTに関する認識が広まっている過渡期でもありますので、今後LGBTに関する理解が世間に深化すれば、環境は改善されていくと思われます。

臆病になることは何もありません。自信を持って子育てをしていきましょう。

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