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【反対多数】LGBTのトイレは差別を助長?様々な意見と現在の問題点

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トイレの問題

 この画像を見て、皆さんは何を思い浮かべますか?そう、トイレですね。

 公園や、コンビニ、大型デパートなど、周囲を見渡せば一般来客用に設置されたトイレが数多くあり、このマークを見たことがないという人はいないと思います。

 実は、私たちが日常使用しているトイレですが、その利用方法について、ある論争が巻き起こっているのです。

 一体どういったものなのでしょうか?

男女で分けられているトイレ

 では、青いマークが示されているトイレは、誰が使うトイレかわかりますか?当然、答えは「男性」ですね。

同じように、赤いマークが示されているトイレは「女性」が使用します。

 これを男女逆に使用してしまうと大変です。

仮に男性が女性用のトイレを使用した場合、「建造物侵入罪」に問われてしまう可能性があります。

その場合、3年以下の懲役または30万円以下の罰金を科せられてしまいます。

 ただし、「今すぐ漏れてしまう」のような、社会通念上「それは仕方ないよね」という事情がある場合、罪に問われないケースがあります。

男女で分ける問題点

 しかし、ここでひとつの問題が発生します。

トランスジェンダーの人たちは、どちらのトイレを使用すれば良いのでしょうか?

 厳密に言えば、「戸籍上の性別」によって使い分けるべきですが、そうなると、身体的性別と性自認が異なるトランスジェンダーは、自覚している性別と逆のトイレの使用を強制されることになり、本人からすれば不愉快極まりないことです。

 そのため、必然的に「多目的トイレ」を使用するケースが多いのですが、このトイレは妊婦や障害者など社会的弱者が使用するものという認識が一般的です。

よって「健常者が積極的に多目的トイレを使用している」と見られやすいため、周囲の目が気になって「利用しづらい」というトランスジェンダー方も多いようです。

 「それでは、性別関係な使用できるトイレを作ろう」ということで、今、オールジェンダー使用可能なトイレが増えてきていますが・・・

オールジェンダートイレ

 これは、某所に使用されている「オールジェンダートイレ」の表示マークです。しかし、この表示マークのデザインについては賛否両論分かれています。

 

賛成意見

わかりやすい
配慮してくれて嬉しい
少数派の目線で考えられている
デザインが秀逸

 

反対意見

 

男女が合体したような、変な生物に見える
トランスジェンダーであることがバレてしまう
差別を助長する
すでに広く知れ渡っているトイレの表示を今更変えなくていい

 

 賛成意見、反対意見どちらも一理あり、正解というものがないだけに、大変難しい問題であると思います。

 

 しかし、トランスジェンダーを対象とした大規模アンケートの結果、「表示を変えなくていい」という意見が7割を占めているということがわかり、今後の課題が浮き彫りになった形です。

 

まとめ

 「たかがトイレ」と思う人もいるかもしれませんが、「されどトイレ」です。

LGBTの社会的な立場を確立していくという意味でも、このような問題には、各人が積極的に意見を提示していくことが大切であると思います。

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